「素直」というのは、「客観的に物事を捉える能力」である。
「素直」
これは私の生きるテーマの1つです。理由は「素直じゃない」と言われてきたからです。
いきなり素直じゃないと思われるようなことを言うと、そう言ってくる人の「素直」というのは、「もっと自分が思ったことを言いなよ」ということで、私はこれを間違っていると思っています。
だから私の言っていることが、そういう人には「思ってもいないことを敢えて言っている」ように聞こえているのです。だから「素直じゃない」となる。
逆に私が「素直に聞いてよ」と言いたくなります。
私が会話で何かを話すとき、特別自分の考えについてなど考えていません。行動した結果が考えていたこと、だと思っています。
例えば「本当はあのときやろうと思っていたけど、できなかった」は、「やろうとしたときに、やろうとしなかった」ということなんです。
前者は嘘または自己保身、後者は本当のことです。私は「素直」に後者を認めます。
「素直」というのは、「客観的に物事を捉える能力」だと思います。
さきほどの「素直に聞いてよ」というのは、客観的に見て欲しいということで、「やろうとしたときに、やろうとしなかった」というのも、客観的に見た過去の状況です。
素直に生きるには、客観的に物事を捉えようとする態度が重要だと、私は思います。