使うはずだったお金の妄想は現実を見ない。

石田衣良のメルマガ『小説家と過ごす日曜日』  石田衣良ブックトーク」で、「何でもシェアするようになってきても、お金はシェアされない。シェアで節約して溜め込んだお金はどこへいってしまうのか?」という話しがありました。

 (過去のメルマガのkindle版)

『小説家と過ごす日曜日』 第1巻: 石田衣良ブックトーク

『小説家と過ごす日曜日』 第1巻: 石田衣良ブックトーク

 

 

そもそも貯め込むお金がないからシェアするのかもしれませんが、多くのケースでは、シェアにより消費は節約され、使わずに残されると考えて良いと思います。

しかしシェアの精神を持つ人は往々にして無駄なお金使わずに、お金は使うはずだったという妄想に消えていきます。

私はというと、使わないお金は株や投資信託に形を変え、経済に投下しています。なくなっても構わないという気持ちでやっていますが、腰が引けたインデックス投資で放置しています。私なりに、お金を現実に託していると言っても良いでしょう。

「なんでもシェアする世の中でも、お金はシェアされない」という石田衣良の視点は人間の本質を顧みるようで、もう少し掘り下げたいところです。