自分の救い方を知ることが、人として生きる基本的な学びである。
メンヘラが増えたのは、世間の言い方でいうところの、「頭が悪くなった」からだと思います。
ここでは分かりやすく「頭が悪い」=「勉強をしていない」ということとします。
勉強をしていない人が親になり、勉強をしていない世代が先生になり、誰も子供の悩みを軽くしてあげられない。教わることが苦手な子供が、ベテランの先生の教えを理解できなくなる。
その子供が親になり……と連綿と続いていきます。
私は自分が精神的、肉体的に病んだとき、本を読みまくって自分が今どういう状態なのかを徹底的に研究することで、安心していました。
もちろん読書はその一部で、例です。読書だけが解決する問題ではありません。
他人の言葉で救われる人もいるでしょう。家族に守ってもらえることもあるでしょう。しかしそれも相手の言葉なり態度を理解しなければ救われないのだから、自分次第なのだと思います。
私は自分で自分を救う術を身につけていました。それが読書を通じた方法だったということです。
生き抜くためには学びが必要で、自分の救い方を知ることが、人として生きる基本的な学びであると思います。